2016年1月18日月曜日

靴のエイジングをチェックしてみる。

僕はコレクター気質で、凝ってしまったものは集めてしまう習性があります。
(そして金欠になったら要らなくなったものを大量放出する習性も……笑)


そんなコレクター対象の1つが「革靴」
一時期は靴全般としてスニーカーにも手を広げようかと思いましたが、個人的に楽しくないのですぐに止めました。
とはいえキリがないので、靴棚を自作して、ここに収納できる分だけ! と戒めて厳選して購入しています。


初代靴棚 15足+棚の上


二代目靴棚(18足)+箱の中身


(なんか木工技術が上がったなぁ……)
それはさておき、世の中には買うだけ買って箱から出さない人もいるそうですけど……やっぱり実用品は使ってなんぼ! 特に革物は使い込んだ後の方が美しいですからね! 

ということで、昔買った靴から最近買った靴まで。ちょっと変化を見てみようかと思います。
居なくなってしまった靴もいますがお気になさらずに。



1.Jalan Sriwijaya ロングウイングチップ(黒)


(Before)

(After)

Bforeの方も購入から既に1年以上経過していますが……。
たぶん僕の現在所有する靴の中で最も古いものです。
大きな一文字の履き皺が入っていますが、グレインレザーの為柔らかく見えます。
底もだいぶ沈んできたので、タンパッドを入れようかなと考えています。
特にコーディネートを気にしないで履ける、僕のメイン靴の1足です。


2.Jalan Sriwijaya ダブルモンクストラップ(茶)


(Before)

(After)

たしか上のロングウイングチップより半年~1年ほど後に購入した気がします。
Beforeはまだあまり履きこんでないですね。2本の履き皺が形成されつつあるのが見られます。
一方Afterになるとご覧のありさま。
皺が大胆になっています……。ここまでくるともう自分の靴という感じです。
もちろん、シューキーパーなしで撮影した為、というのもありますが。


3.Zampiere 外羽根Uチップ(黒)


(Before)

(After)

昨年末に購入した最新の靴ですね。
当然上のBeforeは試着時の皺のみです。Beforeはすでにしわしわ。
まだ5回程度の着用です。
さすがマッケイ。ソールが曲がればアッパーも曲がる。おまけに革が柔らかいから皺もつく。

写真撮影時に屈みやすいようにと買ったボロネーゼなので、かなりの皺の付き用です。
他の靴と違って、かなり大部分にわたって皺が入っているのもそのためかな。
これから小さな皺が集合していって、緩やかな大きな皺になっていくのが楽しみです。


ここからはブーツ!!

4.Alfred Sargent バルモラルブーツ(茶)


(Before)

(After)

上は新品の時。やはり内羽根のグッドイヤーウェルト製法という特性上、痛いので履く頻度は少ないです。
したがって、皺も大人しいです。
なんていいつつ左足のトゥの部分を三脚か何かでゴリゴリっと削ってしまいまして。
クリームやらワックスでケアしてますが、まだ補色しきれていません。
傷も靴の歴史と考えて履いています。


5.Church's Elly サイドゴアブーツ(黒)


(Before)

(After)

これは先の冬に買った靴です。なんと今セール前もまだ在庫がありました。6.5だったかな。
さすがにもうなくなっていると思いますけど。
これはかなりエイジング具合が気に入っています。
とても柔らかい革なので、1年でもうこの具合です。新品の時が気取ったお嬢様なら、今は棘のとれたお嬢さん。(Ellyなので女性です)
店員さんにも、いい感じに皺が入ってきてますね!とZampiere購入時に褒められました。
鼻が高いです。


6.英国組のTricker'sとCrocket Jones


(Before)

(After)

画像の都合で2足まとめてご紹介です。
英国で購入した靴ということもあり、畏れ多くて登板回数が少ない彼ら。
でもゆっくりとエイジングは進んでいます。
Tricher'sは職人にサイズ選びをしてもらったため、多くの人が言う苦行なしで快適です。
甲の部分に柔らかな癖が入り始めたところです。とはいえ、まだまだソールのエイジングは進んでいません。

一方クロケのチルターン。
国内ではほぼお目にかからないモデルで、ソールがダイナイトになっています。
同じラストのチャートシーはよく売っていますが、あちらはレザーソールです。

小さ目のサイズを選んだので、最初は鬼のように痛かったものの、今年からだいぶ緩和されてきました。
その証拠に、アッパーにちゃんと履き皺が現れています。
ブーツ陣の登板回数最下位の靴ですが、今年は月1は最低でも履くようにしています。
2足とも、3年くらいしたらいい味になってくれると信じています。



ということで、以上革靴のエイジング具合チェックでした。
ヴィンデージ靴は比較しづらいので今回パスしています。

だいたい最長5年のエイジングですが、みんないい具合だと思います。
古い靴はヒール部分の修理が必要な時期になってきました。
さすがにヒールカップごと交換する必要はないので、部分的に補修予定です。
オールソールするときにヒールカップも替えます。

やっぱりこうして永年付き合える革靴というのは実用品としても嗜好品としても最高ですね!!
ぜひぜひ、皆さんも革靴を愛する同士になろうじゃありませんか!

と革靴のよさを声高らかに叫んだところで、締めさせて頂きます。

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