2016年5月13日金曜日

Fashion item Review 2016SS vol.03 gilet

GWを皆さんはいかがお過ごしでしたか?
僕は実家が近いので、二度一泊ずつ帰省しました。二回目は予定外でしたが(笑)

今回はジレ(ベスト)です。
昨年から欲しいジレは一種類決まっていましたが、GabrielePasiniの総柄ジレを購入したことで今年にずれ込んだ次第です。

その欲しかったものというのが、ネイビーのジレです。
元々UnitedArrowsオリジナルのリネンジレをネイビー色で持っていましたが、カジュアルラインのものなのでここしばらくは今一つ満足できていませんでした。
そんな理由から他のジレと同じクラスのネイビージレを探していました。

ネイビーとグレーの二色はベーシックカラーゆえに、形状やデザインも無難なものが多いです。柄物になれば種類は増えますが、仕事でも着用することを考えると、無地~同色系のストライプやチェック程度の柄が候補です。
こだわったものを探すと希少な生地や尖ったデザイナーのものになってしまい、価格帯が上がってしまいます。例を挙げるとTheGiGiなんかが典型的なところですね。


その条件で見つけたのがこちらです。




ブランドは前回と同じJourrneyman。
今回はプロパーです。
ジレはそもそも中古市場への供給量がほかのアイテムに比べると少ないのでほぼ諦めて最初からプロパー品をチェックしました。

他にも候補はありましたが、インポート物の価格が3万円台が相場なのに対し、税込で2万円強という価格が最大の決め手になりました。
1万円分の価値をインポート物の他候補に見いだせなかったことと、差額を他アイテムに回すことの方が良いと思ったからです。
ジレの価格差は主に生地代ですが、ジャケットやシャツは着心地に影響しますからね。

肝心のデザインはショールラペルつきのダブル。柄はペンストライプです。
麻素材で濃いインディゴ風の色合いかなと思います。
全体的なデザインはストラスブルゴを経営するリデアが卸しているGabrielePasiniのものをオマージュしているのは明確ですね。






ダブルのジレというと定期的に発表しているイタリアブランドは数社だけです。
タリアトーレとベビィラクアが特に目立ちます。
大きく分類するとタリアトーレはクラシコ志向、ベビィラクアはカジュアル志向だということです。
ポイントは襟元の深さです。タリアトーレはここが浅く、重心が高くなります。
一方のベビィラクアは深いので重心が下がります。
インナーや肌の露出度が変わるので、カジュアル度も変わるというわけです。
Journeymanは両者の間に位置し、やや浅めのタリアトーレ寄りです。
しかし、裾が地面と平行にカットしているためにカジュアルさを演出しているので、総合的には両者の中間くらいかと思います。
まぁ、このバランスは大元のGabrielePasiniの功績ですが、2万円でこのデザインは優秀です。
その分生地が劣りますが、ジレはコーディネートのバリエーションを増やすために数が欲しいのであまり高望みはしません。

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